現在は法人になり有限会社芳文堂(ほうぶんどう)となっておりますが、元々のお店の名前は「原芳文堂」でした。
私の祖父に当たる「故・原 勇喜豊」がはんこ屋を始めたのですが、祖母の名前が「原 芳恵」・・・そうです、おじいちゃんが最愛の妻であるおばあちゃまの名前からお店の名前を決めたのです[:にひ:]
祖父は本当に無口な人で、あまりお話をした記憶もなく恐い印象がありましたが、このエピソードを聞いて心が温まりました。
いつも首を傾けて小さな印鑑をじっと見ながら仕事をしてるおじいちゃんとお父さんを見て、印鑑屋というと若い時は少し地味な印象を持っていましたが、今、私も印鑑を彫刻するようになり、小さく思えていた印鑑が本当に大きく感じています[:ピース:] (原 巧)
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カステラ焼
象牙印鑑の輸入キャンペーン?20ランド紙幣
印鑑の朱について
印鑑屋さんの広告等では印面が朱色に塗られている黒水牛や象牙の印鑑の写真がよく載っていますね。当店でも出来上がった印鑑の印面は朱色にしてお客さまにお渡しさせていただいております。
この朱色、実は書道に使う朱墨を塗っているのです。当店では下の写真の小指ほどの大きさの朱墨を使用しているのですが、なかなかのお値段なんですよ[:ぎょ:]
まぁ、お値段の事はさておき、なぜ印面を朱色にするのかと言いますとお客様に容易に文字を確認していただくという理由もございますが、一番の理由は彫刻士が印鑑の仕上げ作業で文字を確認する為にどうしても必要なのです。[:ピース:]
印面の朱色がお気に召さない場合には墨ですので水で洗い流す事が出来ます。但し木材の印鑑の場合は水は大敵ですので、絶対に洗い流さないで下さい。